Part2 第1話

ムース


 しばらくお休みを頂きましたが、スイムショーツよもやま話Part2を始めましょう。Part2は「スイムショーツ・カタログ」編。カタログの作り方をどうしようか、大分考えました。即ち、形や色、タイプ、年代と色々分け方がありますが。ここは奇をてらうことなく、メーカー別・ブランド別に作ってみることにしました。ということで、第1話は皆さんおなじみ「ムース」編です。





 ムースは、株式会社アクストリーが製造販売しているスイムショーツで、形式(つまりハイレグ用か、ワンピース用か)等は箱の右下のNoで区別している。ただし、同じ形式内では、色が異なってもNoは同一であり、箱の左上部分の三角の窓から中身の色が見える。また、箱の上面には、カラーの表示がされている。

 ムースのスイムショーツの他社にない一番の特徴は、何と言っても股の部分のギャザーであり、締め付け感のないフィット感は、まさに「グッドフィットショーツ」の商品名どおりである。パッケージにも「ヒップを立体的に包みどんな方にもピッタリフィット」と謳ってある。





 パッケージとショーツの拡大表示はこのとおり。
 なお、スイムショーツの画像は、すべて上がフロント・ビュー、下がバック・ビューと箱(箱はない場合もある)の画像である。





 「グッドフィット」には、ハイレグおよびビキニ用のNo.012(1,500円)とワンピース用のNo.014(1,800円)があり、共にベージュと黒がある。すべて素材はナイロン100%。





 でも、私は防透素材「サンスノー」を使ったNo.013がお気に入りで、ポリエステル80%、ポリウレタン20%の実に柔らかい素材は、数少ない穿いていて気持ちの良いスイムショーツと言える。ただし、防透とはいえ、水に濡れると素材の色がベージュからブラウンに近くなるので、白い水着の下に着用すると目立つかも。





 最後はおまけ、No. 005という品番からみて古いものだと思う。買ったのはいつだったか覚えていないが、綿88%、ポリウレタン12%ということからして、防透素材開発前のスイムショーツである。水色というのが珍しいので、参考までに。



ズキっちのワンポイント評論

 ムースことアクストリー社の製品は、ここで見てきたように「やさしいスイムショーツ」と総括できよう。「どんな方にもピッタリフィット」のグッドフィットショーツは、我々男性にもグッドフィットであり、その他の品も、穿いていて不快感が全くないのは見事という他はない。スイムショーツ嫌いの女性にはムースをお薦めしたい。でも私個人は、もう少しいやらしさが欲しいと思う。
 なお、これらすべての製品はどれも柔らかいだけに素材が弱い。爪などをひっかけるとすぐ繊維がほつれるので、取り扱いには十分注意したい。もっとも、これはすべてのスイムショーツに言えることだが。


 第1話、いかがでしたでしょう?
 これから、このように各社の製品を新旧とりまぜて紹介し、合わせて私なりの評論を加えてみたいと思っています。画像についても、私のコレクションを可能な限り折り込んでいきます。

 次回は、少々マニアックに、「デサント」を取り上げます。



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