Part2 第3話

フィラとエレッセ(&モア)

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 今回は、ゴルフ・テニス等スポーツウエアの有名ブランド、フィラとエレッセである。とは言え、今回はあまり素材がないのだが、そういうメーカーなのでしょうがない。



 デパート、スポーツ店の女性用水着売場(といっても遊泳用、競泳用は除く)で最も多く売られているのは、この水色のパッケージ、エレッセES−9711であろう。
 実際、どこでも見かける。しかし、この製品は、前回のアリーナARN−7095にそっくりである。機能も同様で、こんなメッシュ状では防透けにはならない。加えて前回も指摘したとおり、すぐ形が崩れるなどスイムショーツとしては問題が多いが、価格も900円と安いし、多くの女性はこれでいいのだろう。

 こんなことにこだわるのは、我々だけだ。





 エレッセをもう一つ。ピンクのパッケージのES−9911である。

 この図だが、上は通常のフロント・ビューだが、下はバックを裏返している。エレッセのタグが見えるだろうか。この製品はガードルとは言わないが、ネットが入っているので、締付け、ヒップアップはしっかりしている。が、どちらかと言えばオバさん向きだ。



 エレッセについては、今回はこれだけしか入手できなかったので、その代わりにカタログをご覧頂きたい。
 このとおり、9811(上段右)と9812(2段左)という白の製品もあるようなので、諸兄も是非探して欲しい。
 ところでその際、このカタログにある9712(下段左)を女性用と勘違いしないよう注意されたい。上記9711(上段左)とパッケージの形、色が同一で、男性用もSUIM・SHORTSと表示されており、区別するのは型番が9711(女性用)が赤、9712(男性用)が黒となっている点のみなのである。店頭でも女性用の中に9712が混ざっている場合があるので特にご注意を。



 続いてフィラの製品。JGM−2031というらしい。これも、店頭で売れ残っていた物を購入した。

 この製品に限らないが、このようにスイムショーツそのものが見えてしまう透明なパッケージの物は売れない。レジなどで見られるのが、やはりいやなのであろう。現在は入手不可能と思われる製品。フィラの現行品は存在するのだが、ほとんど見かけない。





 これで終わりでは寂しいので、もう一つ変わり種、ラコステのスイムショーツ。
色は「バンブー」と表示されている。これも、バック・ビューは裏返してみた。ゴルフウエアなどでおなじみの、ワニのマークがタグに入っているのは、非常に珍しい。この製品も今日では入手不可能と思われる。



ズキっちのワンポイント評論

 フィラもエレッセもゴルフ、テニス等のスポーツウエァでは大手であり、愛用者も多いようである。又、水着に関しても豪華カタログを毎年用意するメーカーである。ならば、スイムショーツに関しても、もう少しこだわって欲しい。
 機能的に明らかに問題のあるエレッセの9711が、多くのデパートやスポーツ店で高いシェアを誇っている事実は、スイムショーツに対する意識の低さの現れである。同ブランドから、きちんとした製品が生まれれば、大げさに言えば、女性たちのスイムショーツへの意識を高め、正しい方向へ導くことが出来るであろう。


 今回はベージュの品ばかりで、パッとしなかった。次回第4話は「セシール」です。次回もベージュばかりですけど、バリエーションの多彩さにご期待下さい。


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