今回は「OEM」つまり販売店の店名を製品名にしているが、実際には他社が製造し、その店の名前で販売しているスイムショーツを集めてみた。スイムショーツとしての出来、通常品との違いなどを見て行こう。
今回取り上げる製品はすべて現在売られ、入手可能なものである。
| 三越 |
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まず、老舗に敬意を表して三越ブランドから3品。 型番NO.1000はワンピース・ハイレグ用の「シェープアップショーツ」である。厚くて大きなショーツであり、ここで取り上げる対象となる限界といえる。前面にはネットが入っているシェィプ用は、お腹の出てきたオバさん用だな。生地がこれだけ厚い上に、防透素材を使っているので、透けることはないが、実に感じるところのない品物だ。 価格は1600円。 |
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次はNO.1002。これもネットが入っているビキニ・モノキニ用の「スリム・メイクショーツ」。 形としてはよくあるビキニ用だが、前面の菱形のネットが独特である。これも防透素材使用。 1300円である。 |
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3つ目は「Tバック・ショーツ」。フロント部分に裏のタグが透けているのが分かるだろうか。つまりこの製品のみ防透素材が使用されていない。下にTバック・ショーツを着ける様な水着は通常薄いのだから、Tバックタイプこそ防透けでないとまずいと思うのだが。 1200円。 |
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以上3品、作っているメーカー名は表示されていない。防透素材を使い、箱には「抗菌・防臭」とあることから、最近の製品には間違いないのだが、それにしてはちょっと違うなと感じるのは私だけではないだろう。 |
| そごう・丸井 |
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次は「そごう」と「丸井」ブランドのスイムショーツ。これらはオカダ社の製品で、「SOGO」と「0101」の社名以外、箱に書いてる内容も中身も同じなので、一緒にあげておく。 |
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そのうちの「ノーマル」(左)。その名のとおり普通の、パンティのイメージが強いスイムショーツである。もう一つは「ハイレッグ」(右)、つまりビキニである。ともにバックは裏返してあるが「OKD」という、オカダのタグが付いている。 通常、スイムショーツを買った女性は、箱は捨ててしまうだろうから、マルイのショーツ、そごうのショーツというより「オカダのショーツ」という印象になるだろう。もっとも、そこまで見てないか。 共に価格は1200円 | |
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ところで、私がこれらをそれぞれの店で買ったときのレシートが少し妙だったので、お話ししたいのだが、マルイのレシートには「ミズギ」と印字されていた。対してそごうのレシートには「フジンハダギ(婦人肌着)」となっていた。 どちらも違うなぁ。やはりスイムショーツは、ゴーグルやスイムキャップと同じく、「水泳アクセサリー」とするのが正しいのではないか。 |
| 伊勢丹 |
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続いて伊勢丹スイムショーツ。作っているのはアシックスである。 まず、白い箱は「ハイウエストタイプ」となっているDWS006。これはダメだ。大きい。ウエストのゴムが太い。笑わせるのが、箱に書かれたキャッチコピー、"For World champion swimmer"だと。昔、「愛する人に歌わせないで」という歌があったが、はっきりいって「愛する人に穿かせないで」といいたいスイムショーツだ。 |
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同様にピンクの箱が「スタンダード」DWS007である。 熱心な諸兄ならお分かりと思うが一目見て古い。アシックスさん。もう少し「世紀末的スイムショーツ」を伊勢丹に供給してあげてね。 尚、アシックス製品(DWSナンバー)については、別の機会に取り上げる。 |
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OEM製品は、基本的にその店にしか置いていないので、女性にとってはなじみがない製品である。しかもその店舗でも、ワコールやミズノの製品に押され、片隅に追いやられている品が多く、これでは売れるはずもない。だから古くなる。ますます売れない。で、ここで見たとおりの、あまりぱっとしないものが多くなってしまうのだろう。供給元のメーカーにしても、新しい技術や形があれば、まず自社製品に使いたいだろう。それでも、防透素材の製品等も増えてきているので、まぁ今後に期待という所だろうか。 |