読みもの
格闘少女・麗矢/秋吉 カオル


 放課後の体育棺は、体育系クラブの生徒たちで活気づいている。
バレーボール、バスケット、卓球‥‥‥室内競技はたくさんあるが、特に人目を引き、華
やかなのは新体操部だろう。
 なんてったってぴっちぴちの女の娘たちが、薄手のレオタードを身につけて、ロープに
リング、こん棒にボール、リボンといった手具を使って、ところ狭しと演技の練習に励ん
でいる。
大胆なハイレグカットもきわどい、太腿むっちりのおいしいレオタード姿でいっぱいな
のだ。
当然、ほかのクラブの男子連中の目が、可愛い女子新体操部員のプックリふくらんだ
ボトムのところに釘づけになるのも、まあ無理からぬことではある。
 彼女たちがアンダーショーツをはいてるとはわかっていても、健全な男の子たちは、思
わずズキズキ、ジャージの中で肉棒をハードに勃起させてしまう。
 新体操部にはかわゆい娘たちが多く、この青葉台高校でも屈指のおいしいクラブのひと
つといえる。

中略

 だが健士郎は、麗矢が左の肘を引いたのを的確に見て、素早く背後へとまわりこむ。そ
のまま麗矢の腋の下に首を突っこみ、左手で首をかかえながら、右手をレオタードの腹部
に当て、布地ごとムンズとつかみ1歩踏みこむ。
「な、なんばすっと!?」
 肩で持ちあげ、左腕で両脚を押さえ、右手でレオタードをつかみ、麗矢をまっ逆さまに
かかえあげる。
 頭は下、脚は天井に向けられて、垂直に健士郎にかかえられている。健士郎はまたして
も、さらなる屈辱を用意していた。
「必殺…‥ 超電磁トーキング逆ヘッドっ」
 右手で麗矢のレオタードを引っぱり、下腹部をキリキリと締める。
「や、やめんね‥ そら反則たい! あんた、それでも先生ねっ!」
 秘裂に布地が痛々しく食いこんだ。ハイレグの切れこみはいやがうえにも鋭角になって、
アンダーショーツがはみだす。
「さあ、どうだ風祭、参ったか。これがほんとのセーラー服武道だ。早く降参したはうが
身のためだぞ」



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