第8話
レオタードの場合には・・・
今までは主に水着の場合のアンダーショーツについて書いてきましたが、今回は少し趣向を変えて、レオタードの場合のアンダーショーツについて書こうと思います。
今回の話は、偶然知り合ったIさんというコンパニオン・キャンペーンガールといった仕事をしている、20代前半の女性です
同僚と飲みにいった時に、一人が4人の女性グループに声を掛けて、一緒に飲む事になりました。その4人の中の一人がIさんでした。
聞いてみると、その女性グループは同じコンパニオンやキャンペーンガールの仕事をしている仲間同士だった様で、ぱっと見た感じだけでも、4人ともスタイルが素晴らしいのが分かりました。自分はIさんの横に座って、話しをしていました。
Iさんは20歳くらいからこの仕事を始めて、今はモデルやダンサーとして独立してやっていけるように頑張っているとの事で、かなり長いロングヘアーの美女でした。キャンギャルの仕事について、色々大変だと言う事も聞いて、以前からキャンギャルはアンダーショーツをどうしているのか非常に興味があったので、「レオタードの下って、何か着けているの?」と聞いてみました。「なんでそんな事聞くの?」と言われましたが、「男には分からない事だし、誰でも興味ある事だよ」と答えました。
Iさんは笑って「アンダーサポーターっていう下着を私は着けてるわ」と答えてくれました。その後は、こちらのペースで色々な事を聞き出しました。
Iさんが言うには、キャンペーンの時に用意されるレオタードは、白みたいな薄い色でも生地が厚く、水着と違って濡れる事も無いので、アンダーヘアーが透ける事はまず無いとの事で、問題になるのはレオタードの食い込みだそうです。レオタードをそのまま着けると割れ目の形が分かる事もあり、そこまで行かなくても、大事な部分の形が分かってしまう、それを防ぐためにアンダーショーツを着用すると、彼女は言いました。レオタードの場合、濡れたりしないのでアンダーショーツラインが問題になる事はあまり無く、お尻にラインが出そうな時はTバックスタイルのアンダーショーツを使用するとの事でした。
アンダーショーツを着用した時に一番問題になるのは、Iさんの言う「ハミサポ」で、ハイレグ角度のきついレオタードでは、どうしても裾の部分からアンダーショーツがはみ出してしまうそうで、それにはいつも注意して、気づかれない様に隠れてしょっちゅう直しているとIさんは教えてくれました。
「ハミサポ」ももちろんそうなのですが、一番注意しているのはアンダーヘアーのはみ出しで、危なそうなところはきちんと剃っておいて、「残った部分はアンダーサポーターにきちんと押し込むこと」でかなりは防げるそうです。また、パンストもアンダーヘアーがはみ出さない、あるいははみ出しても分かりにくくする役割があるので「パンストは必需品よ」とIさんは言いました。
パンストにはそれ以外に、足を奇麗に見せたり、立ち仕事なので足のむくみが少しでもましになるようにする役割もあるそうです。サポートタイプのパンストとそうでないのとでは、仕事の後の疲れが全然違うそうです。
レオタードはもちろん主催者側から提供される訳ですが、アンダーショーツに関しては「一緒に用意してくれる事も、そうでない時もある」との事で、彼女は常に自前のアンダーショーツも3、4枚は準備しておくそうです。もちろんレオタードの種類によって使い分けるそうです。
この様にIさんはアンダーショーツをきちんと着用してる訳なのですが、彼女の話によると、アンダーショーツを着用しないキャンギャルも少なくないそうです。
「一昔前は、皆必ずアンダーサポーターを使ってたらしいし、自分の経験上もそうだけど、最近じゃ案外使ってない人の方が多いんじゃないかな」とIさんは言いました。やはり「ハミサポ」は彼女らの間では非常にダサい事と捉えられているらしく、「ハミサポ」を嫌ってアンダーショーツを使わない娘も多いそうです。アンダーショーツを使わない娘は、ほとんど完全にアンダーヘアーを剃ってしまってる事もあるそうです。
「Iさんはそういう事はしないの?」と聞いてみると、以前、一度完全にアンダーヘアーを剃ってアンダーショーツ無しで仕事をしていた事もあったのですが、ヘアーが生えそろってくる時に非常にかゆくて辛いそうで、もう二度としなくなったそうです。
またアンダーショーツを着用しない娘の中には、「ハミサポ」を嫌う以外に、わざとレオタードを食い込ませて、視線を集めたいと思っている強者もいるそうで、「ハミサポじゃ男の人に笑われるだけだけど、食い込みとかに男の人は弱いから」とIさんは笑いました。
Iさんは出場した事が無いそうですが、色々なコンテストで水着審査の時にアンダーショーツを使わないで、水着を食い込ませて視線を集めるというのは、常套手段のようなものだそうです。ある意味、女性の恐い部分を見たような気がしました。
Iさんとはその後会う事はありませんが、非常に貴重な話を聞けたと思っています。特に、注目を集めるために、アンダーショーツを使わないで水着やレオタードを食い込ませている女性が、本当にいるのは驚きでした。キャンギャルのように、見られる事が仕事の女性はともかく、一般の女性はそこまでする事は少ないでしょう。ただ「アンダーショーツラインが透ける事」と、「アンダーヘアーが透ける事」の、どちらがより恥ずかしいと思うかで、その女性がアンダーショーツを着用するかどうかが決まる訳です。
世間の多くの男性が「アンダーショーツなんてダサい!」と思っている、と考える女性が増えれば、「アンダーショーツラインが透ける方がカッコ悪いわよね」と言う事になり、非着用派が増えていく訳でしょう。
Iさんの話を聞くと、キャンギャルとかの世界ではそういう考え方が浸透しつつあるようで、もっと自分達は「アンダーヘアーが透けてる方がダサいと考えてる男もいるんだ!」という事をアピールしないといけないかもしれません。
今回は少し趣向が異なりましたがいかがでしたでしょうか?
御意見・御感想を聞かせて下さい。
目次