第15話

競泳選手のお楽しみ


 今回は今まできちんと取り上げていなかった競泳選手の場合のアンダーショーツについて述べてみたいと思います。
 掲示板の方でも、実際に競泳水着を作成している方や、元競泳選手の方からのお話がありましたが、結論から言うと、基本的に競泳選手はアンダーショーツを使わないという事で、多くの皆さんが既にご存知ではないかと思います。しかし、今回は「アンダーショーツを使わない」という事実以外に、競泳選手の楽しい話を色々と聞く事が出来たので、それらについて記したいと思います。

 今回の登場人物は水泳のインストラクターのAさんとその御主人であるZ氏です。
 お二人共に、現在20代後半で、スポーツクラブで水泳のインストラクターをされています。いわゆる幼なじみで、小学校から大学までずっと一緒の学校だったそうです。競泳を始めたのも、二人ほぼ同時で小学校低学年の時からだそうです。最初は、いわゆるスイミングクラブで、中学校からは学校の水泳部にも入って練習を続けられ、今に至るとの事でした。
 Z氏はバタフライ、Aさんは長距離が専門だったそうで、それほど強豪選手という訳ではなかったそうですが、大学生の時には結構大きな大会にも出場したそうです(それほど水泳に詳しくはないので、具体的にどれくらい凄かったのかはよく分かりませんでしたが)。Z氏と自分とに共通の友人がいた事で、知り合ったのですが、御夫妻(および何人かの友人)と一緒に飲む機会がありました。酔いが回ってきた事と、体育会系のノリが上手く一致したのか、お二人、主にAさんから競泳選手のアンダーショーツ事情等などについて話を聞く事が出来ました。

 結論から言うと、競泳選手は男女ともにスイムサポーターもアンダーショーツも着用しないとの事でした。
 自分も競泳選手はアンダーショーツを着用しないという事は、テレビなどで見ていてもアンダーショーツラインがまず分からない事から、そうなのだろうと予想していましたし、究極の速さを求めるためにはアンダーショーツみたいに窮屈なものは不要なのだろうと思っていました。しかし、Aさんが言うには、「競泳をするからアンダーショーツが邪魔というより、むしろ自然の流れとして使わない人の方が多いんじゃないかな」との答えでした。
 どういう事かというと、小学生くらいから競泳を始める子供は、当然アンダーショーツを使わない。そういう子供は長い間、アンダーショーツを使わずに泳いできているので、中学生、高校生になってもアンダーショーツを積極的に使おうという発想は出てこないとの事でした。また、試しにアンダーショーツを使ってみても、やはり窮屈で動きにくい事と、競泳用の黒や濃紺の水着ではアンダーヘアーが透ける事も無いので、アンダーショーツを使う必然性が感じられず、使用しないと言いました。
 この様にAさんは子供の頃から競泳をしているのでアンダーショーツを使わないのが当然と思っているわけですが、逆に中学・高校くらいから新しく競泳を始める女の子にとってはアンダーショーツを使わないという発想は、凄い驚きだそうです。ほとんど全員が「競泳用の水着ってあんなに薄いのにアンダーショーツを使わないなんて信じられない」とか「アンダーショーツが無いと何となく不安・・・」と言うそうで、最初の内はやはりアンダーショーツを使うそうです。しかし、Aさんのように長く競泳をやってきている娘から「アンダーショーツなんて無くても大丈夫よ」とか「アンダーショーツの無い方が窮屈じゃなくて泳ぎ易いよ」と教えられて徐々に使用しなくなっていくのだそうです。
 自分が「アンダーショーツが無ければヘアーは透けなくても、裾からヘアーがはみ出したり、割れ目の形が分かったりするんじゃないですか?」と尋ねると、「競泳用の水着は普通の水着よりも遥かに体にフィットするから、裾からヘアーがはみ出しにくいし、そもそも多少なりともハイレグになってるから危なそうな所は剃ってしまっていた」との答えでした。
 しかし、「前の割れ目やお尻の割れ目が見えるのは確かにそのとうりね」と言われ、「ただ、それは防ぎようが無いから、水から上がる時には前の部分とお尻の割れ目に水着が食い込んでるのを直してから上がるように気をつけている」との事でした。ただ、学生時代に練習している時は必死だったので、割れ目の事とかはあまり気にしていなかったし、Z氏が言うには、男の子も練習中にはいちいちそんな所を見ていなかったとの事でした。
 この様に女の子はアンダーショーツをずっと使わないでいる子も多いのですが、男の子の場合には少し事情が違うそうです。
 男の子も小学生の時には、スイムサポーターなんて使いませんが、中学生になってペニスや睾丸が大きくなってくると、女の子と違ってどうしても外から見て目立ちます。そのため、女の子の時と異なり、中学校に入るとほとんどの男の子がまずスイムサポーターを使うようになったそうです。
 この時期の男の子は女の子から「サポーターがはみ出してるよ!」とか「サポーターの線が出てるう!」とか言ってからかわれるばかりだそうで、逆に女の子はアンダーショーツを使ってないので、からかい返す事も出来ず、男の子受難の時だそうです。Z氏もよくAさんに苛められたと言っていました。
 しかし、そのうちに男の子もペニスや睾丸があるから、股間がモッコリするのは当たり前の事だし、少し小さい競泳パンツを使えば別にスイムサポーターなんて使わなくても大丈夫という事に気付くと、男の子もだんだんスイムサポーターを使わなくなり、最終的には男女とも誰もスイムサポーター、アンダーショーツを使わなくなったそうです。
 お二人の経験では、中学3年にもなると水泳部では男女とも誰もサポーター、アンダーショーツを使っておらず、高校に入ると、新しく水泳を始めた女の子が一時期アンダーショーツを使用するけれども、1年も経たずに誰も使わなくなり、大学では最初から誰も使っていなかったとの事でした。またAさんが言うには、普段の体育の授業でいわゆるスクール水着を着る時も当然アンダーショーツは使っていなかったそうなのですが、水泳部以外の女の子はほとんどがアンダーショーツを使っていたそうです。Aさん自身は「あんまり意味無いのに」「窮屈なのになあ」と思いながら眺めていたそうです。
 Z氏もAさんも今でもプライベートで泳ぐ時も、競泳用水着に準じたようなワンピース水着やビキニパンツを着るそうで、スイムサポーターもアンダーショーツも使わないそうです。お二人とも「今更、普通の水着を着るような気にはならないから」と言っていました。

 アンダーショーツについての話としてはこれくらいなのですが、お二人からはアンダーショーツ以外に競泳選手ならではのおもしろいHな話を聞く事も出来たので、番外編のような感じになりますが記していこうと思います。
 中学に入学した始めの内は、水泳部とは言え、特に男の子は女の子の水着姿に見とれたりもするものだそうですが、次第に見慣れてくるのと、真剣に練習するので、すぐに、異性の水着姿をいちいち注目して見るような事は無くなるそうです。ただし、それは練習中の話で、練習が終わると男女ともに結構Hな視線が飛び交っていたそうです。
 先述した女の子が男の子をスイムサポーターの事でからかうというのもそうですが、男の子がスイムサポーターを段々使わなくなると、逆襲が始まったそうです。このHPの姉妹ページの「おかファンクラブ」向けの話かも知れませんが、女の子の恥丘がこんもりしてるのを、「女なのに、ちんちん付いてるんじゃないか」とからかってみたり、別に前の割れ目が透けてる訳じゃないのに「割れ目が見えてる!」とか言って随分からかったとZ氏は言っていました。女の子は大体、内股になり「嫌!」と言って股間を両手で隠したそうです。逆に女の子同士でも、男の子のモッコリが右寄りか左寄りかをこっそり言い合っていたりもしたそうです。
 中学生の頃は大体、このような言葉によるからかいが中心なのですが、高校生にもなるともっと直接的な悪戯になり、水撒き用のホースを使って、お互いの股間に水を当てる悪戯もあったそうです。Z氏もAさんもお互いによくやりあったそうで、Aさん曰く、「男の子にとっては、もろに水を当てられると結構痛かったみたいで辛い悪戯だったけど、女はそんなに痛いわけじゃないし、当たり所によっては気持ち良かった悪戯だったなあ」と笑っていました。もちろん、男女間でこのような悪戯をする以外に、男同士、女同士での悪戯もあるわけです。
 Z氏から聞いた男同士の悪戯は割愛しますが、Aさんから聞いた女同士の悪戯では、例えば練習後、更衣室で着替える時に、そっと後ろから忍び寄って、水着の裾を引っ張り上げて「超ハイレグ!!」とか言って、股間に水着を食い込ませるのとかは日常茶飯事だったそうです。隙を見せるとやられるので、お互いにバックを取られない様に常に注意していたそうです。
 同じように、着替える時にバスタオルなんかを使ってガードしている娘には、やはりそのタオルを毟り取ってやったと言っていました。中学生の時は、女同士でも結構恥ずかしがっていて、バスタオルでお互いに隠しながら着替えるけれども、高校生にもなると皆大胆で、素っ裸になって着替えていたとの事でした。
 Aさんが言うには、「中学生の時に隠したりするのは、多分アンダーヘアーが生え始める頃だからじゃないか」との事で、やはり着替えの時には、他の娘の胸の大きさや、アンダーヘアーの生え具合とかを気付かれない様にチェックしていたそうです。ヘアーの生えるのは当然個人差が大きいわけで、中学生位では「他の娘以上にたくさん生えてたら恥ずかしいし、逆に少なければそれもそれで恥ずかしい」という微妙な気持ちのために、ヘアーを隠しながら着替えていたとAさんは言いました。
 高校生にもなると、ヘアーは「生えていて当たり前!」という事になり、誰もわざわざ隠さなくなったような気がするとのことで、実際にAさんの後輩で凄くアンダーヘアーの薄い子がいて、その子に限っては「ずっとバスタオルで隠していた」そうで、「よくみんなにバスタオルを取られて剥かれてたわね」と言っていました。
 他に、「ハミ毛チェック」と言って、ある女の子の腕を何人かで押さえて反抗できなくしておいて、一人の娘が股間からヘアーがはみ出していないかをチェックするというのがあり、もしはみ出していたら「ハミ毛見ーっつけた!」と言って、そのはみ出してるアンダーヘアーをおもむろに引き抜かれるという悪戯もあったそうです。自分のヘアーでないから、引き抜く方は気楽で、躊躇無く、思い切り引き抜かれるので、やられる方はたまらないとAさんは言っていました。Aさん自身も何回か引き抜かれたそうですが、「それ以上に引き抜く方もやったわね」と言っていました。
 また、「もう時効だと思うから話しちゃうけど」と言って教えてくれたのですが、高校の女子部員だけの秘密で、「吹き出し口オナニー」というのがあったそうです。具体的には、プールの中にある、水の入れ替え用のポンプで、勢い良く水が噴き出してきている所があって、その噴き出してくる水を股間に当てるというものだそうです。ちょうど股間くらいの高さに吹き出し口があり、練習中にその部分にもたれたり、壁に掴まっているふりをして、その水を股間に当てて楽しんでいたそうです。ちょうど、女性がシャワーを使ってオナニーをするのと同じ感覚だそうです。勿論皆が周りにいるので、ずっと当て続けたりは出来ないけれども、息抜きには最適だったそうです。吹き出し口の所に女子部員がじっとしていると、「あっ、あの子水を当ててるな」と女同士ではすぐに分かり、後で「さっき水を当ててたでしょ」とか言ってからかったそうです。代々、最上級生の女子部員に先輩から教えられてきたそうで、Z氏も「そんな事してたなんて全然知らなかったぞ!」と驚いていましたが、Aさんは「だって女の子だけの秘密だもん」と笑っていました。
 大学生になると、さすがにこれまで述べたような悪戯もしなくなりますが、今度は男女でプールの中で、水着を着たままHをするという事が出てくるそうです(勿論、他に人がいない時ですけど)。御夫婦共に言っていたのですが、練習中には感じないけども、客観的に見てみると、競泳用水着は男女ともかなりHなので一種の催淫性があるのではないかという事でした。大学生の時、そして現在でも、競泳水着を着けたままのHというものは、お互いに「燃えるシチュエーション」で、お二人で結構楽しんでいるとの事でした。

 今回の話は、競泳選手のアンダーショーツの話よりも、Hな悪戯の方に重点が置かれてしまったかもしれませんが、いかがだったでしょうか? もちろん、全ての競泳選手がお二人のようであった訳では無いでしょうし、あるいはもっとHな事をしている方もいるのかもしれません。他の競泳選手の方にもお話を聞いてみたいものです。
 お二人と話をしていて思ったのは、競泳水着というのは、あくまでスポーツのための物であり、スポーツに没頭している時は何とも思わないのだけれども、一旦冷静になった時に、競泳水着が醸し出すエロチズムとその落差の激しさが魅力なのだろうという事です。インターネット上のHPを見ていると、競泳水着が好きという方が多いですが、その気持ちが何となく分かったような気がします。ただ、自分としては薄い競泳水着から浮き上がるようなアンダーショーツラインをもっと楽しめたらなぁというのも、本当の気持ちではありますが。

 また、皆さんの御感想を聞かせて下さい。



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