|
合格した10人の女子高生ダンサーたちはホテルで約1ヶ月間、かんづめにされレッスンを受けることが義務づけられた。 いずれもトリプルの部屋で、亜沙美と麻奈美が一緒の部屋になった。 実はこのホテルのディナーショーとして1夜だけの「熊倉哲夫プロディースによるダンスレビュー『妖精』」が開かれることなっており、それに亜沙美たちは出演するのだ。 女子高校生10人が全裸でダンスすることは機密中の機密だった。 後から知ったことだが、集まっただけで帰った娘たちにも誓約書が渡されサインを求めたうえで公演当日まで秘密を守らされていた。 熊倉はこれが児童福祉法に違反することを承知していた。 「タブーを破ることも芸術家の仕事だ」とスタッフに説明し法廷闘争となっても責任は自分が取ると明言していた。 |
|
第1日目に集まったダンサーたちに「生活の注意」などのプリントが渡された。 麻奈美と亜沙美はそれを与えられたホテルの部屋で読んでいた。 「ねえ、ちょっとここ」 プリントを読んでいた麻奈美が亜沙美に言った。 「なに」 「“ダンサーは必ず陰毛を落とすこと”ってあるよ」 「えっ」 亜沙美はプリントを見なした。 そこには「今回の公演の『妖精』のイメージに合わせるために、ダンサーは必ず陰毛を落とすこと。3日目までで行うこと」とあった。 「な・・なに、これ」 「ちょっと抗議しようか」 麻奈美は事務局となっているホテルの部屋に電話をした。しかし、帰ってきた答えは「熊倉さんの指示によるもので変えられない」だった。 ほどなく、熊倉から麻奈美に電話が来た。 「どうした、毛を落とすのがいやだって」 「は・・はい」 「お前はヘヤをお客に見せたのか」 「別にそういうわけでは・・」 「だったら剃れ」 「・・・」 「プロのダンサーを目指すのなら当たり前のことだ」 それだけで熊倉からの電話は切れた。 「やるわ。やるしかないじゃない」 麻奈美は言った。 「私、どうしてもプロのダンサーになりたいの。チャンスなんだもの」 今回のステージで一番気合いが入っているのが麻奈美だった。 「でも」 亜沙美は言った。いままで刈ったこともなかった。 「亜沙美ちゃん。私が剃ってあげる」 麻奈美が言った。 「一緒にお風呂に入って剃ろう。私のはお願いね」 麻奈美と亜沙美は二人でシャワー室に入った。 「刈ったことはあるの」 麻奈美は聞いた。 「うん、サポーター穿く時、邪魔になって一度だけ」 「そう、私はレオタードからはみだすといけないから月1回くらい刈っている」 「ふん」 ただですら狭いシャワー室に2人入ると肌が触れ合うくらいになった。 「でも、考えればヒドイよね。丸剃りだ、なんて。人権無視もいいとこ」 亜沙美は怒ってみせた。 「そう、アメリカのダンサーはみな剃っているらしいわよ」 麻奈美は平然として白いパンティをとった。 「裸になるの慣れているのね」 「うん、短期間だけどアメリカのダンスカンパニーでレッスンを受けたの。向こうのダンサーってすごく真剣よ。その分、恥ずかしさなんかないみたい」 「そう」 亜沙美はエチケットシェーバーとハサミを用意した。 「じゃあ、じゃんけん」 「はい」 2人はじゃんけんした負けた方が「剃る」ことを約束していた。 麻奈美が勝って剃られることになった。 「じゃあ、用意して」 麻奈美はシャワーのノズルを自分の股間に向けた。 陰毛を濡らす必要があったからだ。 「きれいな脚」 亜沙美は思わず言った。 下半身を走る水の流れは17才のダンサーを支える脚を美しく際立たせると同時に光らせていた。 「おせじがうまいのね」 しかし、麻奈美は右脚をバスタブにかけた。 亜沙美はその正面にひざまづいた。 亜沙美も汚れるといけないのでブラとパンティだけになった。 「じゃあ、やるわね」 まず、亜沙美はハサミを使って麻奈美の若い毛を刈った。 「なんか、くすぐったい」 「我慢して・・」 亜沙美は古新聞に刈った麻奈美の恥毛を落とした。 亜沙美は言った。 「中学の友だち・・男のだけど・・に聞いたことなんだけど、競馬とかパチンコとかのギャンブルで女の人の下の毛ってお守りなんだって。こんなにたくさんあったら、そういうことが好きな人は大当たりよね」 「男ってバカみたい」 麻奈美は言った。 「だいたい、ほとんど落とした」 いままでハサミを使って刈ることに集中して全体・・麻奈美の身体全体を見る余裕がなかった。 しかし、今、見上げてみて麻奈美の身体が人間として、女として飛び抜けて美しいことがわかった。しっかりしたくびれ。柔らかそうで大きな乳房。張った腰。それを支える筋肉が作る美しい曲線。 「健康美」 その言葉があまりにも似合っていた。 「なに、見てるの」 手を止めた亜沙美に麻奈美が話かけた。 「ううん、何でもない」 麻奈美の身体で1カ所だけ美しさとは無縁の場所があった。 男が・・異性があこがれてやまない場所・・股間の中央部の谷。 「マンコ」と俗に呼ばれている麻奈美の場所は黒がかったピンク色をしている。 まだ、かすかに毛が残っていた。 亜沙美はそれを剃ろうとしている。 「動かないで。手を滑らせると大変なことになっちゃうから」 亜沙美は顔剃り用のフォームを出して、麻奈美の股間に塗った。 「くすぐったい」 麻奈美がちょっと笑った。 亜沙美はシェーバーを手にした。 腹部から頂点に向かって剃り下ろした。 刃が新しいせいか、一発できれいに剃れた。 「今度はちょっと複雑な場所になるわ」 「そう、なら脚を壁にかけたら」 麻奈美は言った。 「そうかそれなら安定するもんね」 麻奈美はフォームの泡をつけたまま右脚をシャワールームの壁に上げた。 いわゆるY字バランスの形になった。 身体の柔らかいダンサーだからできることだった。 「大股開き」という言葉が亜沙美の頭をよぎったが実際の言葉にはできなかった。 女の子だけとはいえ麻奈美はスッ裸でそんな格好をしている。 少し恥ずかしいのか、それとも汗が出るくらい上がったシャワールームの温度せいか、麻奈美の頬が紅潮していることが亜沙美にはわかった。 しかし、壁に片脚をかけての「大股開き」のおかげで股間がピンと張りシェーバーがあたりやすくなった。 「よいしょ」 亜沙美はバスタブの中に入って中腰になった。 「シュ・・シュ」という音と「ゾリ・・ゾリ」という音が交錯して、やや硬めの毛が泡とともに落とされていく。 「唇」ぎりぎりの所をシェーバーが動くと柔らかく閉じられていた下の「口」がパックリと開いた。 「見ないでよ。中身は・・」 麻奈美は訴えた。 数分ですべての陰毛は落とされ、麻奈美の「女の土手」は完全露出した。 「ああっ、『子供』になっちゃった」 麻奈美は言った。 |
|
「じゃあ、次は亜沙美ちゃんの番ね」 亜沙美はいままで「刈った」ことはあったが「丸剃り」は初めてだった。 だいたいチクチクするらしいと言われたことがあった。 「壁側に脚を上げるんじゃなくて身体を壁に預けて脚を上げた方が楽じゃないの」 麻奈美は言った。 「え・・ええ」 亜沙美はブラとパンティを取った。 考えればパンティだけ脱げばよかったがブラだけというものマヌケだったと思った。 「亜沙美ちゃんて、ほんと筋肉娘ね」 麻奈美は言った。 確かに亜沙美は逆三角の体型をしていた。 「鍛え抜いた肉体」ということが目に見えてわかる。 器械体操選手としての肉体。セパレーツのレオタードで練習して鏡を見ると、我ながら発達した逆三角形の身体にちょっと恥ずかしいこともある。 「それって、誉めてるの」 「もちろん」 麻奈美はケラケラと笑った。 「ヤな感じ」 「ごめんごめん。でも、亜沙美ちゃんの身体って素晴らしいわ。どんな動きでもできるって身体だもの。うらやましい」 「・・・」 亜沙美は誉められても素直に喜んでいいのか困った。 麻奈美はシャワーで亜沙美の下半身を濡らしてくれた。 「亜沙美ちゃんは、その身体を見せるだけでいいのよ。『肉体の希望』っていうのかな。そんなものを感じる」 「麻奈美さんって意外と文学少女なのね」 「そうかもね、じゃあ、脚上げて・・」 亜沙美は右の足首を持った。 「は」 軽い気合いをかけて右脚を高々と上げた。 「柔らかいのね」 麻奈美は言った。 「もっと開けない」 「うーん」 亜沙美は200度以上に脚を開いた。足首はもう、頭の後ろにあった。 練習ではこのくらいのストレッチはしているが、全裸でやったことはなかった。 「ああん、恥ずかしい」 「泡つけるよ」 麻奈美はフォームを出して亜沙美の股間に塗った。 「動かないでね。大切な所を傷つけちゃうよ」 「えーん」 ほどなく高校2年生の器械体操選手の「陰毛」はすべて刈り取られた。 「じゃあ、シャワーでさっぱり」 おろした亜沙美の下半身に麻奈美はシャワーの暖かい湯をかけた。 「剃り残しはないと思うけど、外の鏡で確認して・・」 亜沙美と麻奈美はシャワールームを出て、部屋にあった大型の鏡に己の姿を写してみた。 「ああっ、本当に『子供』。スッポンポンね・・・。熊倉のヤツ」 麻奈美も亜沙美も剃り上げられた股間に、あの熊倉に「犯された」ような感じを持った。 本当にスッ裸にされてしまったという思いを持った。 |
|
「今日からレッスンを行うが、一番最初に行うのは全員でやるラインダンスだ」 熊倉が言った。 ダンサーたちのレッスン場はホテルから歩いて5分の貸しスタジオだった。 「全体としては2〜3人で小作品を積み重ねていくが、オープニングとしてやるのは全員参加のラインダンスだ」 熊倉の説明をダンサー全員が腰を下ろして聞いていた。 「ただ、キックすればいいんじゃない。確実に全員揃って正確にやれ。わかったな」 「ハイ」 「ではならべ、振り付けを説明する」 ダンサーたちはレオタードを着けなかった。 TバックショーツにTシャツ。 それもノーブラで、シャツ自体も丈を短く切ったり、ノースリーブにしたりしている。 熊倉は練習着も「なるべく露出の大きいもの」と指定した。 それに従って水着・・いやそれ以上の衣服をダンサーたちは着けている。 ただしダンサーの命である脚には、全員がレッグウオーマーをつけている。 操と麻奈美はふとももまでウオーマーで覆っている。 着替える時に亜沙美は「尻や胸は丸出しでもいいけど、脚は大切だから」と麻奈美が言っていたのを思い出した。 ダンサーとして・・・プロダンサーとしては当然の気遣いなのだと思った。 「ここで2ステップを踏んで、右脚からキックに入る。1回目は床と水平くらい。下ろして・・・」 熊倉は精密に振り付けを説明している。 みな、覚えることに必死だ。中には実際に少し身体を動かしてみる者もいる。 「よし、ちょっと通しでやってみる。まず、音楽なしで俺の手拍子で踊ってみろ」 ダンサーたちは広がって踊り始めた。 タン・タン・タン・タン・・・ 熊倉は手拍子を取り始めたがダンサーたちの様子を見て、すぐにやめた。 「ちょっと、待った。位置を確認しろ。誰がどこでもかまわないが左右のダンサーとの間隔は覚えろ」 ダンサーたちはさらに広がった。 「プロなら動きを計算なしに行うな。このダンスはロリータの踊りだ。かわいらしさを前面に出せ」 再び熊倉は手拍子を取り始めた。 タン・タン・タン・タン・・・。 「亜沙美、つま先まで神経をゆきわたらせろ」 「操、高くキックすればいいんじゃないんだ。角度を考えろ」 手拍子をとりながらダンサーたちに注意を与えていく。 手拍子だけとはいいながら、熊倉の振り付けを正確にやると体力をかなり使う。 「はい、もう一度」 ルーティンが終わるともう一度、最初からルーティンが繰り返される。 休みはない。 わずか3分程度のラインダンスだが、30分以上の通し練習が続いていた。 「よし、いったん休憩。よし、動きは覚えただろう。本番の形に近づけるぞ。レッグウオーマーはいいがショーツとシャツを脱げ」 「・・・」 ヌードダンサーとして採用された以上、正面切って異を唱える者はいなかったが、さすがに「恥らい」は残っていた。 「ぐずぐずするな。5分後に再開するぞ」 熊倉はそういうとスタジオの別室に入っていった。 麻奈美はタオルを取ってその場でシャツを脱いだ。 「本当に裸でレッスンするの・・」 操が麻奈美に聞いた。 「そうよ。熊倉先生はそう言っているもの」 裸の上半身に流れている汗をタオルで拭きながらいった。 麻奈美はオーディションの時から堂々としている。 踏ん切りがついているというか。熊倉が望んだダンサーに・・望んだダンスを踊れるようになろうと必死になっているのだ。 「麻奈美さんは熊倉先生の言うことなら何でも聞くのね」 美和というダンサーが麻奈美を言った。皮肉に聞こえた。 「そうよ、だから裸になるの」 麻奈美は美和の言葉にそう言って、汗に濡れたTバックを取った。 レッグウオーマー以外の肌すべてを露出した。 「あ・・あきれたお人形さんね」 美和はそう言うだけだった。 「そうよ。私は熊倉先生の『お人形』なのよ」 麻奈美は美和にではなく自分に言った。 「まっ裸のお人形・・・」 麻奈美の姿に亜沙美も操も2枚を取り去った。 「私たちも『まっ裸のお人形さん』ね」 3人が裸になった。 その時、別室へのドアが開いた。 「やはり、3人ぐらいしか脱げなかったか」 熊倉だった。 「一つ言っておく。このレッスンと公演はそれで終わりではない。最初に言った通り、おれのカンパニーに入れる資格を持つダンサーを探すことでもある。それは1人だ。ここまで言えばわかるだろう。ここは仲良しの高校のダンスクラブではない」 熊倉の目は一段と鋭くなった。 「誰がそのダンサーになれるのかは、君たちの態度次第だ。ならば、やることはわかっているはずだ」 美和を初めダンサーたちは慌てて脱ぎ始めた。 「やれば、いいんだ」 先に裸になっている3人の脇で熊倉はボツリと言った。 「よし、後半やるぞ。今度はポジションを指示するぞ」 皆、熊倉を注目した。 「麻奈美、右の中央」 「はい」 最初に積極的に裸になり、ダンスが図抜けてうまい麻奈美への「ごほうび」だと皆思った。 「美和は左、中央」 美和はダンスのうまさでは麻奈美に続く。皆が納得する位置だった。 熊倉は次々に位置を指示していく。 「亜沙美は右の端」 「は・・はい」 亜沙美はちょっとがっかりした。ラインの端は一番目立たない位置でもある。 「よし、始めるぞ」 タン・タン・タン・タン・・。 熊倉に手拍子によるレッスンは続いた。 再び厳しい指摘の中で30分ほど続く。 しかし、先ほどと違って今度は「空っ尻」だった。 さらに多くの少女たちの乳房が揺れる。 多くの少女が脚だけをレッグウオーマーで覆っていた。 タン・タン・タン 「はい、そこでキック」 何人かがキックをできないでいた。 「はい、ストップ!!」 熊倉は動きを止めさせた。 「美和、前に出ろ」 美和もあまり脚が上がらない組だった。 「ハイキックしてみろ。足首は90度」 「は・・はい」 美和はハイキックしてみせた。いわれたことを見事にこなしたキックだった。 「やればできるじゃないか。では、もう一度やってみろ」 「はい」 美和は見事にキックした。 「止めろ!! キープしろ」 「は・・はい」 美和は脚を高々と上げたまま止まった。 当然、股間の谷間は丸出し状態となった。 熊倉は中腰となって美和の股間を注目した。 「や・・やめて・・・やめてください」 美和の頬はみるみる紅潮し、小声で訴えた。 美和はいままで裸になっても観客の視線が自分の股間に来ることを信じていなかった。 いや、そう思い込むようにしたのだ。 しかし今はモロに・・モロに股間を、自分の内蔵の入り口を見られているのだ。 「降ろせ」 熊倉は美和に脚を降ろすように命じた。 「一流のダンサーなら、現実を見つめて、小さなことでも全力を尽くせ。お前自身の恥ずかしいなんて感情はお客にもダンス全体にも関係ないんだ。」 「は・・はい」 「よし、ちょっと休憩」 |
|
ふうという声が皆から上がった。 「亜沙美だけ、こっちへ来い」 ダンサーたちが汗をタオルで拭き終わった頃を見計らって、熊倉は亜沙美を呼んだ。 「ホイールを4回してみろ。4回でちょうどラインの端から端に移動できるはずだ。少しだけ助走の距離もあるはずだ。ラインダンスの中段でやる」 ホイールとはいわゆる開脚側転だ。 ダンスにアクセントをつけるために亜沙美にやらせるつもりだったらしい。 亜沙美はなぜ自分のポジションがラインの端なのか、ここで初めて納得した。 もちろん、裸でそんなことをすれば股間がモロ出しになる。 「さあ、やってみろ」 亜沙美には躊躇があった。器械体操の選手だった亜沙美には開脚側転自体はどうということはない。 やはり性器・・男たちが「マンコ」と呼ぶ谷間・・を露出させるのは勇気がいる。 とりあえずポジションに立った。 「さあ」 熊倉が言った。 「は」 亜沙美はいわれた通り4回連続で側転をしてみせた。 当然、赤黒い部分「マンコ」は露出した。 「だめだな」 熊倉は言った。 「そうじゃない。完璧なホイールだ。頂点のなった時、身体全体が必ず完全に『Tの字』になるようにだ」 「は・・はい」 亜沙美にとって、レオタードも着けない全裸で開脚側転をすることは羞恥心との戦いでもあった。 「おまえ、まだ恥ずかしいとか思っているじゃないだろうな」 「は・・はい」 「わかった。側転の前に倒立してみろ」 「は・・?」 「開脚倒立だ」 「わ・・わかりました」 全裸の女子器械体操選手はその場で倒立(逆立ち)した。 他のダンサーたちも注目していた。 亜沙美は自分で背中の筋肉をキープしながら両脚を開いた。 身体全体が『Tの字』を描いた。 「おれがいいというまでそのままキープしろ」 熊倉はそう言うと大きく両脚を開いてる亜沙美に近づいた。 そして性器ギリギリの脚の付け根に手を添えて亜沙美の姿勢を直し始めた。 『の・・覗き込まれちゃう!!』 女子のコーチにそうした形で姿勢を直されたことはあったが、それはレオタードやスパッツを穿いてのことだ。 男にノーパンティの股間・・「素股」を覗き込まれるなんて・・・。 「ああっ!!」 そう思った次の瞬間、亜沙美は形を崩して床に倒れた。 「なぜ倒れた。亜沙美!!」 熊倉は亜沙美を見下ろした。 熊倉はいままで見たことのないほど怒りの表情を見せている。 「す・・すみません」 「すみませんじゃないだろう。お前ほどの身体能力と筋肉の力を持った人間が数秒足らずで崩れるわけないだろうが!!」 「すみません」 「オマンコを見られることがそんなに恥ずかしいのか!!」 熊倉は女性器の俗称をはっきりと口にして怒った。 「・・・・」 図星を突かれて亜沙美は沈黙した。 「まだ、吹っ切れてないな」 「・・・・」 「全員、集まれ」 熊倉は全員を集めた。 「この中で自分のマンコが見られることがイヤなものは手を上げろ」 全員が手を上げた。 「そうだろうな。しかし、このレビューでは客の多くは若い女が、服を脱いでスッ裸になってマンコを完全露出させて踊る様を楽しみに見に来るんだ」 「・・・」 大声ではっきり言う熊倉は迫力があった。 「もっとはっきり言おう。客はお前らの・・若い女のオマンコを見るのが目当てだ!!」 「・・・・」 みな露骨にイヤな顔をして沈黙した。 「しかし、それは客の都合だ」 熊倉はその先の言葉に一段と熱を込めた。 「このレッスンは、客の都合を自分の都合に変えるためのレッスンだ。裸、マンコ・・そんなものを感じさせないダンスをやるためのレッスンだ。客をそうした感情から引き離して自分の世界に引き込めないようではプロのダンサーの資格などない。わかったか」 「・・・」 たしかにその通りだった。 芸術とマスターベーションの境目は「相手をどれだけ説得するか」だ。 少女たちは・・いや、表現活動をする人間はすべてそのことは気づいている。 「わかりました」 声が出たのは麻奈美だった。麻奈美は大きくうなづいていた。 「ダンサーにとってステージは戦場だ。客との対決の場だ。肝に命じろ」 熊倉は亜沙美を見つめた。 「亜沙美、それをやるのかやらないのか、今、この場ではっきりさせろ」 「やります」 亜沙美は立ち上がった。 「よし、その言葉にウソはないな」 「はい」 「なら、はじめからだ」 亜沙美の身体に震えがなくなった。 熊倉の言葉に同感したのだ。 「ゆっくりやってみろ。最初は正確な形を作れ。それからタイミングをあわせろ」 「はい」 亜沙美はゆっくりと開脚側転をした。 見事にTの字の形で側転した。 股間に・・パンティを穿いていない股間に空気が吹き込んだがもう、気にならなかった。 「よし、いいぞ」 熊倉は小声で言った。 「後はタイミングだけだな。もう一度やれ」 「はい」 亜沙美はもう一度、元の位置に戻った。 そして、側転をした。 「もう一度」 「はい」 「身体から力を抜いて見ろ」 亜沙美は再び側転した。 「こんどは形が崩れた。ちょっと倒立してみろ」 亜沙美は倒立した。 「T字を作れ」 亜沙美は開脚倒立をした。 熊倉は亜沙美の脇腹に両手をやった。 「うん」 熊倉は軽い気合いを入れると亜沙美を持ち上げた。 ダンサーは女性の踊り子をリフトするくらいの力がある。 亜沙美は裸の肉体を男に触れられたのは初めてだった。 恥ずかしいという感情を抑えた。 「亜沙美、身体を形を崩すなよ」 亜沙美はT字のまま宙に持ち上げられた。 しばらく、亜沙美は開脚したまま宙に持ち上げれていた。 「よし、戻すぞ。形をキープしろよ」 「は・・はい」 亜沙美はつらかったが我慢した。 亜沙美の手が再び地面着いた。 「まだ、そのままだ。本当に吹っ切れたかどうか試してやる」 そう言うと熊倉は亜沙美の腰を持ち、大きく開かれた両脚の付け根を再び覗き込んだ。 「ああっ」 今後は声にしなかった。 熊倉は再び亜沙美のノーパンの股間をしばらく覗き込んでいた。 亜沙美の「女の谷」にはまだ男が侵入したことがなかった。 体操の部活動でそれどころではなかったのだ。 『ああん』 亜沙美は心の中で叫びながら懸命に熊倉の視線に耐えた。 その状態できっちりと閉じられていた亜沙美のオマンコの「筋」が開き始めた。 『くああん』 「よし、もどせ」 亜沙美は熊倉の声で倒立をやめて、立った。 「亜沙美、もっと練習して精度を高めろ」 「はい」 「それとひとつだけ言う。スッ裸を見られて気分がよくなるのはいいが、興奮はするな」 その一言で亜沙美は本当は「自分の身体を多くの人に見せたい」という感情があるのを自覚した。 |